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ぶらり 辺境で国境(ラオカイ)

 

皆さま、シンチャオ。
ベトナム旅行情報局のシモジョウです。

 

勤労感謝の祝日いかがお過ごしでしょうか?

 

金曜に有給休暇を絡めて、ちょっとまとまった連休にてお出かけという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

本日は続・国境リポートということで、先日 でかけてきた中国とベトナムの国境の街 ラオカイについてご報告を差し上げます。

 

 

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ラオカイはベトナムの首都であるハノイから約250キロ程 北に位置して、観光地として有名なサパ(SAPA)に程近くサパ観光の基点の街でもあります。

 

ツーリストの場合 ハノイからラオカイまでの移動は高速バスか寝台列車に二分されます。

(チャーター車という手もありますが、費用は上記と比べるとかなり差があります。)

 

ラオカイまでバスか鉄道で移動し、バスかタクシーなどでサパに足を運ぶのが一般的なようです。

※ラオカイとサパ間は車両で1時間半程度の道のり

 

 

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因みにサパはフランス統治時代から避暑地として知られるようになり、中国と起源を供にするモン族やヤオ族などの少数民族が山肌を棚田として切り拓いた美しい田園風景が広がっている土地です。

 

稲作文化に馴染みが深く、米を主食とする我々 日本人には、シンパシーを感じる部分は多く棚田に水を張る初夏や稲穂が実る早秋の美しさは、心に沁みる風景となるそうです。

 

今回は、サパまで足を運ぶことが諸々の事情があり難しいかったので、いつか具体的にレポートできるようにしたいと考えています。

 

 

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さて、海に隔てられた日本で育った者からすると地続きの国境は、辺境というイメージがなんとなく頭の中にありますが、ラオカイはそれなりに都会でした。

 

ラオカイまでの道のりで通り過ぎてきた街と比較しても街に一生懸命 投資や投機がされているのが垣間見れる状況。

 

地政学的な観点も踏まえ、川を挟んで真向かいは中国という環境が恐らくそうさせるのでしょう。

よく観察すれば、すれ違う警官の装備なども少し異なる感じで、有事に備えた人選や訓練もされてあるかと思わせられます。

 

 

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とは言え、殺伐しい感じはなく、両国の住民は川を挟んで行き来し、物を運んだり、商売したりと逞しく生きている感が見受けられました。

※因みに川向は中華人民共和国 雲南省 紅河県に位置します。

 

ここを基点に中国のものがベトナムに流れてきているのかと思いを過ぎらせたり勉強にもなります。

情報社会ではありますが、やはり現場を見に行くことはそれとは違う価値があることを改めて気付かされます。

 

国境の街の市場を見て回るのも個人的には面白かったですね。

 

 

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鉄道は寝台列車で、ハノイからもラオカイからも夜間発の早朝着の列車が交差するように運行しています。

 

高速バスは休憩も入れて約6時間前後で、バスの方が移動時間は短いですが、旅の風情という面では寝台列車の方が勝っているでしょう。

 

今回 利用した1室4名のチケットは片道400,000ドン(約2,000円)。 ※2017年11月現在

 

 

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大柄な方は寝台スペースを些か窮屈に感じてしまうかもしれませんが、個人的には可もなく不可もなく、トイレや洗面台もあり不自由はなかったです。

 

軋む滑車の音にも「旅をしているんだな」との想いを掻き立てられます。

 

 

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北部は11月が観光のベストシーズン、12月半ばを過ぎると高地のサパは降雪も観測するらしく、ハノイ→ラオカイ→サパ間を旅をするタイミングは今が好ましいようです。

 

皆さんも夜汽車(正しくは汽車ではありませんが、、笑)に揺られ、国境地帯に足を踏み入れてみませんか?

 

 

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