ベトナムの中のおフランス
皆さま、シンチャオ。
ベトナム旅行情報局のシモジョウです。
ベトナムの歴史背景を見ると近年まで他国からの侵略と闘いの繰り返しとなります。
古代では北の大国 中国、近代では欧米列強、そして冷戦下のアメリカとソ連の代理戦争など
陸続きの国境を持つ国々が抱える事情は国土を海で隔てられた日本からすると異なります。
そんなベトナムはご存知の通り フランスの植民地統治時代がありました。
歴史の教科書でもお馴染みのフランスとイギリスが世界の覇権をかけて争っていた時期です。
なので、今でも国土の南北に渡って統治時代の影響が色濃く残っています。
簡単なところでいうと、車道の右側通行やフランスパンを模したバケットなどによる食文化。
宗教も仏教と二分する割合で、キリスト教が多いです。
勿論 フランス、ラテンの影響で宗派はカトリックということになります。
ただ、以上のものは習慣や文化なので、目に見えて分かるのは、街に点在する建物群です。
ハノイでは、旧市街に程近い場所に位置するハノイ大教会。
フランス統治時代に現在のネオ・ゴシック様式に改築され、
現在も重厚な雰囲気でハノイ中心街のランドマークになっています。
対して、ホーチミンでは、メイン通りであるドンコイ通りの北側に位置する聖マリア教会。
二つの尖塔が目を引くネオ・ロマネスク様式で、フランス統治下からベトナム戦争まで
ホーチミンの旧名称 サイゴン時代の動乱を逃れてきた街のランドマークです。
現在はお隣のサイゴン中央郵便局とセットでホーチミンの観光名所ともなっています。
※近々 大規模な修復工事が行われる予定とのことです。
そして、ハノイ、ホーチミン共に教会と並んでフランスの影響が垣間見れる建物が市民劇場。
ハノイでは大劇場と呼ばれていますが、何れもオペラハウスを模した造りと仕様になっています。
ホーチミンの市民劇場は人民委員会庁舎と併せてコロニアル様式の華麗な建築物として街を彩っています。
その他、些か変り種の建築物と言えばハノイの歴史博物館。
ヨーロッパの建築様式にベトナムの伝統建築の技術を取り込んだ
独特のインドシナ様式には目を引かれるものがあります。
建物を通してベトナムの歴史を知るもよし、もうすぐクリスマスなのでライトアップされた綺麗な教会の様子を
単に楽しむもよし、ベトナムの中のフランスを体感しにいらっしゃいませんか?
因みにホーチミンは今でもサイゴンという呼称の方が歴史と親しみを込めて多用されています。
現地の空港や港のスリーレターコードもSGN(サイゴン)となっていますし。
ハノイやホーチミン、いや、サイゴンの魅力を現地にてご堪能くださいませ。
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