マングローブの森へ(カンザー)
皆さま、こんにちは。
ベトナム旅行情報局のシモジョウです。
日本は梅雨入りしたと伺っていますが、いかがお過ごしでしょうか?
ベトナム南部も雨季ですが、一時的にスコールに見舞われる感じで、日本の雨季とは些か事情が異なります。
さて、本日は恵みの雨が作り上げるホーチミン近郊の自然豊かなカンザーについてご紹介を続けたいと思います。
カンザーはサイゴン川の下流に位置し、まだ通行用の橋が掛けられていないこともあり、人々は渡しのフェリーで行き来を行っています。
日本人の感覚からすると決して快適とは言えませんが、異国情緒が溢れていてこれはこれでありなんじゃあないかと個人的には思い至ります。
カンザーといえば有名なのは、モンキーアイランドと マングローブの森 。
良く耳にするマングローブは、河や海の干満がある場所=潮間帯に生息する植物の総称 及び呼称となりまして、マングローブという特定の種の植物が存在する訳ではありません。
カンザーのマングローブが有名なのは、悲しいかなベトナム戦争下で枯葉剤の影響を大々的に受けた地域だからです。
それと同時に戦後 日本のNPOなどの植林作業により、緑が復活した地域でもあり、日本人としては縁のある土地でもあります。
現在はその生い茂るマングローブの森の中にいくつかレジャー、観光施設があり、大都市のホーチミンから2時間もあれば大自然で楽しむことが出来ます。
今回は、Vam Sat Ecological tourist centerという場所に立ち寄ってきました。
施設内は、レジャー施設という作りで、アクティビティやプランニングによって費用が変わるという料金体系。
入場だけなら、 大人1名:35,000ドン=約175円 (2017年5月現在)と格安。
個人的な見所は園内にそびえ立つ展望台で、生憎の天気でしたが、そこから見下ろすマングローブの森と河川は自然の雄大さを感じさせてくれました。(高所恐怖症の方は展望台には恐らく登れないかもです)
施設にはキャンピングエリアも見受けられ、宿泊での滞在もできる模様。
ベトナムのローカルな観光地にしては珍しく、施設のホームページは日本語での閲覧も可能です。(下記ホームページの上部のTieng Nhatをクリック)
そういう配慮もこの地域での日本人の貢献度を感じさせられますね。
現在 前述した渡しの船(フェリー)に代わるホーチミンから直通となる橋も只今 建造中。
少しずつホーチミンを基点に今後も周辺地域へ開発の波が拡がっていくのでしょう。
瀬渡し(フェリー)で河を渡る、今も風情があっていいのですが、自然と調和して、現地の人がより良い営みをできるような開発が行われることを願い、カンザーを後にしました。
余談ですが、カンザーは海鮮、海産物で有名な地域でもあるので、シーフード好きの方は、そういった食のローカル観光という方向性も良いかと思われます。
シーフードをお腹いっぱい食べても、日本人の感覚からすると格安らしいですよ。
ホーチミンから近郊の観光地というとメコンデルタなどが有名ですが、サイゴンデルタ地帯も風情とローカル感があり、合う人にとってはいい観光体験と成り得るでしょう。
名前 |
Vam Sat Ecological tourist center |
住所 |
Tieu Khu 15A, Ly Nhon Ward, Can Gio,HCMC, VN |
電話 |
08-8869-1586 ※ベトナム国外からは+84が必要 |
ホームページ |
http://vi.vamsat.vn/ |
ジャンル |
レジャー複合施設 |
詳細 |
ホーチミン近郊の観光スポット(マングローブの森) |
言語 |
英語・ベトナム語 |
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